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名古屋で関西・中部Round.4。

2019.07.04
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レギュラーラウンドの折り返しとなるRound.4が6月29日、愛知県名古屋市のオアシス21で開催された。最激戦区の関東南カンファレンスでは、CRAYON.EXEが今季3度目の優勝を飾り、地区1位をガッチリとキープ。インターカンファレンスに続く2大会連続Vを狙ったNATUREMADE.EXEは決勝で敗れたが、今季初の予選敗退に終わったTOKYO DIME.EXEをかわして2位へ浮上した。中部カンファレンスでは、SEKAIE.EXEが2年連続の地元Vとなる今季3度目の優勝を決めた。Bリーガーを軸に、チームを大きく作り直した参入2年目のクラブは、15勝1敗の好成績を収め、地区2位へ100ポイント差をつけて首位を独走する。

そして今大会は先日までオランダで開かれた、FIBA 3x3 WORLD CUP(以下W杯)に出場した2名の日本代表選手に注目が集まった。その一人であるSEKAIEの保岡龍斗(#23)は、初のPREMIER参戦でいきなり34得点(4試合計)をたたき出してMVPを獲得。試合前には、「3x3の試合は数多く経験はしていませんが、コミュニケーションを大切にして“優勝”して終わりたいと思います」と語っていたが、その言葉通り、ゲームを重ねることでチームメイトと連携を深め、W杯で日本代表の最多得点者だった実力を遺憾なく発揮した。一方で、TOKYO DIMEの小松昌弘(#70)は、W杯の経験をDIMEに還元して勝利を目指したが、チームは2戦連続KO負けを喫した。ただ、それでも下を向いている暇はなく、「もう一度練習をして、やり直さないといけない」と、今後に控えるプロサーキットやリーグ戦を見据えて、立て直しを図る。
 またオアシス21でのPREMIER開催は、リーグ創設2年目から数えて今年で5度目となった。象徴的なランドマークで行われる3x3は、初夏にこの地域がバスケで盛り上がる風物詩である。この日は多くファンが詰めかけ、Bリーグ・名古屋ダイヤモンドドルフィンズに所属する満田丈太郎(BEEFMAN.EXE)が出場したこともあり、会場にはチームカラーの赤いTシャツが目立つほど。彼を含めて、この街に縁のあるプレイヤーにとっては、気合の入るラウンドでもあった。
中学生まで名古屋で過ごした荒川颯(BEEFMAN.EXE)は、「想像以上にいろんな方が来てくれたので、嬉しかった」と、当時の同級生たちや小学生時代のコーチが応援に駆けつけてくれたことを喜んだ。優勝こそ叶わず、悔しさは残ったものの、「上を目指して頑張っていれば、ここで試合をする機会があると思う」と、再び戻ってくることを誓った。加えて、2度目の出場となった専修大学のバスケ部に所属するキング開(SIMON.EXE)にとっても、ここはゆかりのある土地だった。「名古屋は自分のおばあちゃんの街」と明かし、それ故に「楽しみで“わくわく“していました。お客さんもたくさん見にきていて、モチベーションがあがって楽しくできました」と、先週の緊張感が漂うぎこちないプレーから一転して、この日は本来の身体能力の高さをいかしたアグレッシブなドライブで局面を打開するなど、若い力で会場を沸かせた。次戦(7/6-7/7)は初開催地の深川、広島を含む、国内外5か所で大会が予定されている。特に新規チームの3STORM HIROSHIMA.EXEは県内にある呉市中央公園でのホームゲームを控え、SHINAGAWA CC WILDCATS.EXEやTOKYO SUPREMERS.EXEはダイバーシティ東京でレギュラーラウンド唯一の都内で試合ができる格好の機会を迎える。各チーム、後半戦に向けて弾みをつける結果と内容をつかみ取りたい。

Text by Hiroyuki Ohashi

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