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【MY STORY OF 3x3.EXE PREMIER】vol.9: 深津詩織(SEKAIE.EXE #3 )

2018.08.28
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「人生で一番良い経験ができた」―― SEKAIE.EXEの#3深津詩織は今夏、これまでに無い格別な時間を過ごした。学生時代から全国トップの舞台に立った記憶があってもなお、こう言い切れるのは、なかなか無い。振り返れば、名門・桜花学園で主将を務めて、高校3冠を達成し、卒業後はWJBLのアイシン・エィ・ダブリュでプレーした。3x3に飛び込んでからも、2013年に初開催されたTOURNAMENT.EXE FINAL STAGEでMVPに選出されたことを皮切りに、幾多のコートで活躍を見せてきたほどだ。

text by Hiroyuki Ohashi

では、なぜ彼女にとって、この夏は史上最高なのか?それはバスケだけでなく、“育児”との両立があった末に、やりきることができたから。現在、2歳と1歳の子どもがいる中、五輪種目になり、女子カテゴリーが幕を開ける絶好のタイミング。「子どもを産んでも(プレーが)できるんだということを本当に証明したかった」と、チャンスは逃したくなかった。大変なことも少なくないが、“家族”が最大のモチベーションだと言う。「子どもたちが『ママ勝った―?』と言うので、『ママ勝ったよー!』と言えることが私にしか味わえない、醍醐味ですかね」と話す表情は、笑顔であふれている。

一方で、プレイヤーとママの兼務はひとりではできない。彼女への「支え」があってこそ。「本当にバスケが好きで心から楽しんでいます」という旦那さんより、「家族の中でも自慢になるから、テッペンを獲ってこい、妥協するな!」と後押しがあったことを明かしてくれた。そしてSEKAIEのチームスタッフのサポートも手厚いものがあるという。だからこそ、今季は開幕戦で優勝というベストな滑り出しを見せたが、着地は総合4位。「自分の時間が限られている中でも、妥協しないで、プロでやると決めたなら、もっとやるべきことがあったと思う」と、満足の行く結果が残せなかったことを悔やんだ。

しかし、160cmと小柄ながら力強いドライブや、仲間を盛り上げる底抜けの明るさで、彼女の存在感は印象的だった。これからの目標は、“世界“を目指すこと。「子どもが大きくなって記憶があるときに、一緒に世界へ連れていって、『ママはこういう選手で、こういうところで戦ったんだよ』と、自慢になれる選手であり、オフコートでも自慢できるようなお母さんになりたいです」 かけがえのないサポートを受けて、彼女は夢をつかみにいく。

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