「めちゃくちゃ良い気分です」―― TACHIKAWA DICE.EXEの#5 Hassan Isaiah Stephensは激戦のPLAYOFF/FINALを終えて、開口一番に嬉しそうに語った。チームに加入して2シーズン目の男は、悲願のリーグ制覇を成し遂げた原動力となり、FINAL MVPに選出。その実力はもちろん、チームメイトの渡邉拓馬は、「日本人選手の意見をよく聞いてくれて、リスペクトがある。人間性があってすごく良い」と、彼とレギュラーシーズンMVPのLuke Evansの両選手の内面をたたえている。

text by Hiroyuki Ohashi

振り返れば、チームは昨シーズン、カンファレンス優勝を飾るも、大一番ではセミファイナルで敗退。Stephensらを軸に3人の外国籍選手をそろえたが、チームの完成度で上回るAGLEYMINA.EXEに惜敗していた。しかし、今シーズンは、レギュラーラウンドの地区Vで培ったチームの結束力をベースに、FINALの準決勝、決勝の苦しい戦いを突破。「PLAYOFF/FINALを迎えるにあたり、チームが“ひとつ”になっていて、準備ができていたと思います」と、彼は去年とは違うDICEの姿に胸を張った。

さらに、本人も昨夏から成長を見せた。身体能力をフルに生かしてダンクを叩き込むなど激しいプレースタイルから、的確な状況判断から2Pシュートやアシストを多く選択するようになった。「去年に比べて3x3のことを勉強しましたし、オンコート上での自分の気持ちをコントロールすることも心がけていた」と、その変化を明かした。もちろん、これには膝の調子が悪かったことも影響しているわけだが、それでもスマートなプレーの中に潜む彼のダンクは、印象的であり、「1個でも多くのダンクをすることで、お客さんを喜ばせたかった」と、その存在感を健在だった。

まだまだ彼のプレーを見たいところだが、ここでのシーズンは閉幕。総合優勝を決めるノックアウトポイントをマークしたStephensは、「ファンも日本も好きですで、とにかく立川の皆さんが、チームをサポートしてくれる。DICEが本当に大好きなので、めちゃくちゃ気持ちが良い」と感謝を語って、今夏のPREMIERをしめくった。

そしてTACHIKAWA DICE.EXE は 9月29日30日に開催のFIBA 3x3 World Tour 2018 Chengdu Mastersへの出場が決定!Hassan Isaiah Stephensの活躍にも注目だ。