#04 INTERVIEW|ALPHAS.EXE~“Show The Dreams”を理念に掲げて参入。ALPHAS.EXEをいろんな夢が見られる場所に~

2022.05.06

3x3.EXE PREMIER JAPANには今季、男女あわせて10チームが新規参入します。本企画は新規参入チームのオーナーに参入の背景、クラブが目指すものなどを語ってもらい、新たに3x3.EXE PREMIER JAPANに加わる仲間を紹介するシリーズ連載です。
第4回は、Bリーグに参戦する越谷アルファーズの3x3チームとして新たに発足したALPHAS.EXE。5人制のみならず3x3に参入するに至った大きな理由のひとつとして、日本の3x3を牽引するトッププレーヤーの存在があった。その選手とは──

 

“Show The Dreams”を理念に掲げて参入
ALPHAS.EXEをいろんな夢が見られる場所に

ALPHAS.EXEは、B2リーグに参戦中の越谷アルファーズの3x3チームとして新たに発足した。越谷アルファーズは、かつてはオフィスIT関連の事業を中心に展開する大塚商会が運営していた実業団チーム。現在は約20年にわたってストリートバスケの大会を主催するなど、日本のバスケ界に影響を与える株式会社フープインザフッドが完全譲渡を受けて運営にあたっている。


5人制のアルファーズには3x3.EXE PREMIERのトップ選手のひとりであり、昨夏の東京オリンピックにも3x3日本代表として出場した2WAYプレーヤーの落合知也選手が在籍する。ALPHAS.EXE結成にあたっては、彼の存在が大きかったと運営会社の浅井英明社長は言う。

「アルファーズは落合の3x3日本代表での活動に協力しながら、5人制のチームにも参加してもらっています。昨夏のオリンピックに出場してひとつの結果を出し、彼は次に挑戦したい意向がある。今後も彼を支援していくのであれば、我々が3x3.EXE PREMIERに参戦して日本のリーグや、世界にも挑戦するほうが支援のしがいがあります。3x3は今後、日本でも広まっていくでしょう。たとえば少子化の問題などもありますが、そういったことも含めて、今から3x3の体制も整えていきたいと考えて3x3.EXE PREMIERに参戦しました」

これまでどおり落合選手は3x3を他チームでプレーし、5人制をアルファーズでプレーする形を継続する選択肢もあっただろう。それでもあえて3人制チームを持つ意義は、どこにあったのか。

「自分たちと関係ないチームで落合がプレーすると、アルファーズの話題として取り上げられることがゼロではないですが、アルファーズと関連して取り上げられ辛い。ファンのみなさんに訴求するためにも5人制のオフシーズンは3x3、シーズンが始まればまた5人制と、1年を通して落合やアルファーズを応援していただける。そのような環境を作ることは、我々の価値がひとつ増えることになると捉えています」


3x3.EXE PREMIERに新規参入するもうひとつの目的は、越谷アルファーズならびにALPHAS.EXEを広く周知し、認知度を高めてファンを増やすこと。参戦するに至った大きな決め手は、各地の名刹やショッピングモールなど、オープンに人々が集まる場所で試合を行う3x3.EXE PREMIER独自の大会開催方式にある。

「そこはやはり、大きな理由のひとつでしたね。5人制は体育館やアリーナで、試合を行いますよね。今ある体育館は、だいたいが駅から遠かったりするので、そこには目的がある人しか集わない。目的がない人がいても、体育館のなかでなにをやっているかわからない状態です。3x3.EXE PREMIERのように、開かれた場所でお祭り的にバスケットボールをやっているのは、かなり魅力的ですね。

オープンスペースで開催される大会に参加するだけで、新しいファンの獲得につながってくると思うんです。まずはALPHAS.EXEというチーム名を聞いてもらい、知ってもらう。そこから始まり『ALPHAS.EXEって、どんなチームなんだ』と。そして調べていくと次は5人制の越谷アルファーズが出てきて、『じゃあ、5人制も見てみようかな』となってくれると考えています」

Bリーグのクラブで3x3のチームも持ち、3x3.EXE PREMIERに参戦しているのは宇都宮ブレックス、トライフープ岡山の2チームのみ。

「実はあまり詳しく調べないで、とにかく今シーズンから3x3.EXE PREMIERに参戦しようということで入ったんです。参入が決まってほかのチームを見てみると、意外とBリーグのクラブで3x3のチームも持っているところがあまりない。Bリーグも野球やサッカーに比べるとコンパクトビジネスといわれていますが、この3x3.EXE PREMIERはよりコンパクトに参戦できます。それに3x3のチームがあることで、自分たちのトップチームの練習生だったり、その育成にも繋がってくる部分もあると思うんですよ」

冒頭で記したように、運営会社のフープインザフッドはストリートバスケの大会を主催。一方で3x3.EXE PREMIERは、競技志向が強いリーグである。浅井社長から見た、3x3.EXE PREMIERの印象は……。

「フープインザフッドは、ゴリゴリのストリートイベントです(笑)。逆に3x3.EXE PREMIERは完全な競技として、オリンピック種目にもなった3x3のリーグを運営されている。フープインザフッドとは、また違った形のイベントですね。

ですが僕のルーツというか、そういったところに通じるものがあると感じています。フープインザフッドも、バスケットボールを知らない人に見てもらう、知ってもらう。そういったところが、イベントのスタートでした。3x3.EXE PREMIERがショッピングモールなどのオープンスペースで大会をやっていることには、同じ志というか意思も見えますし、そこに賛同する価値があると僕は思っています」

ALPHAS.EXEと並行して、世界で戦うチームとしてSAITAMA ALPHASも創設した。ALPHAS.EXEは3x3.EXE PREMIERを中心に国内で戦い日本一を、一方でSAITAMA ALPHASは世界をねらうチームと棲み分けるという。


「僕らは活動をするうえで、“Show The Dreams~夢を魅せる・夢を与える・夢を叶える~”というスローガンを掲げています。これには子供だけじゃなくて大人も含めて、ALPHAS.EXEはいろんな夢が見られる場所であり、チームにしたいという思いがあるんです。たとえば落合には東京に続いて、パリ五輪でもオリンピック選手として出場する夢があります。それを支援することも、そうです。世界、日本一を目指して戦いながら、この取り組みを通じていろんな夢を見せたり、夢をかなえてあげたい」

その一貫として3x3.EXE PREMIERに参戦するにあたり、若い世代にひとつ夢を用意した。

「3x3.EXE PREMIERにはU-23の枠があって、1チームで4人まで23歳以下の選手をロスターに加えることができる。けっこう多めに選手が獲れることもあるので、アルファーズのユース、U-18のチームから選手をひとり入れようと考えています。たとえ試合に出られなくても、落合らプロ選手といっしょに練習できる。それだけでも、価値があるんですよね。なのでそのひと枠は、彼らの夢になってくる。

トップのアルファーズからユースまでを含めてより連動性ができて、なおかつ子供たちや若い世代には、そういうところにピックアップされるんだという夢が生まれる。さらにそこから、もしかしたら世界、あるいはプロというところに繋がってくる。そういうことも含めての“Show The Dreams”。夢を見せられればと思ってます」

5人制にとどまらず、3x3も加えて活動のフィールドを広げた。ALPHAS.EXEが見せる夢は どんな未来を描くのだろうか──。

(Text by カワサキマサシ)

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