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3x3世界最高峰の戦いが、2019年の開催以来3年ぶりに、シーズン開幕戦「Opener(オープナー)」として宇都宮市に帰ってきました。
この晴れの舞台に、東京2020オリンピックで金メダルを獲得したラトビア代表選手を擁する「RIGA(リーガ)/ラトビア」や、銅メダルを獲得したセルビア代表選手を擁する「LIMAN(リマン)/セルビア」など、2022シーズンの参戦が認められたFIBA 3x3チームランキング上位チームが出場。そして、開催都市枠として地元宇都宮を背負い「UTSUNOMIYA BREX.EXE(UTSUNOMIYA)」が参戦。予選が行われた5月14日(土)には、朝の雨空が試合開始直前に青空に変わる祝福も受けながら、2022シーズンのクラブチーム世界一を決めるセレモニアルな開幕戦「Opener」を開催しました。
3チーム総当たり戦の予選を勝ち抜いた8チームがトーナメント方式で対戦。予選を通してどのチームが勝ち上がってもおかしくないハイレベルな戦いが続く中、決勝のカードに決まったのは、予選を通して全試合ノックアウトで勝ち上がった「PRINCETON(プリンストン)/アメリカ合衆国」と、予選でPRINCETONと同Poolで苦杯をなめさせられた「UB(ウーブ)/セルビア」による、まさかの再戦に。

リベンジを狙う UBは、東京2020オリンピック3位のセルビア代表メンバーのデヤン・マイストロビッチ選手を中心に、出だしから全選手がバランスよく加点。対するPRINCETONは、カリーム・マドックス選手の高さを活かした攻守にわたる活躍で一進一退の展開へ。世界一のスキルと迫力に満員の観客が沸き立つ中、抜け出したのはUB。準決勝でも豪快なダンクで試合を締めくくったストラヒニャ・ストヤビッチ選手が、ここぞとばかりに内外で連続得点。追いすがるPRINCETONのタフなディフェンスを前に、ラストはタイミングをずらして打ち切った2ポイントシュートを見事に決め、22‐16のノックアウトでUBを優勝に導きました。
MVPは決勝で4本の2ポイントを含む13得点をあげたUBのストラヒニャ・ストヤビッチ選手。UBは予選を1勝1敗の2位通過、そして準々決勝ではオーバータイムにもつれ込む熱戦を繰り広げるなど、苦しい試合を一つずつ乗り越えての嬉しい栄冠となりました。